織田信成さんが、関西大学のアイススケート部の監督を辞任することになり、それも内紛がらみという雰囲気で「今度はフィギュアスケートか?」という流れになりました。
ところが、話は急展開し、織田信成さんがハラスメント相手の女性指導者に対し、損害賠償を求めて提訴することになったのです!
これは穏やかではない話ですが、浜田美栄コーチってどんな人なのか?経歴や指導歴を調べてみました。
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浜田美栄コーチは日本の女子フィギュアスケート指導の第一人者である
織田信成さんが訴えた相手である浜田美栄コーチは、現在 脂が乗りきっている一流の指導者ということになると思います。
その人がなぜ?訴えられなくてはならないの?ということになると思います。
テレビなどにも、フィギュアスケートの試合のテレビ放映で、ときどきお見掛けする感じは持っていたのですが…
どんな人なのでしょうか?
< 浜田美栄コーチの経歴・指導歴 >
浜田美栄コーチは京都出身であり、同志社大卒で同志社大在学中までフィギュアスケーターとして活躍しておられました。
選手時代の経歴を探したのですが、要するに全日本クラスのスゴイ選手ではなかったようですね。
同志社大卒業後に引退され、指導者に転身されます。
京都醍醐FSCと関西大学 アイスアリーナでコーチ業を継続されています。
指導者としては、大きく花開き、2019年現在 指導中の選手は宮原知子選手、白岩優奈選手、紀平梨花選手、ユ・ヨン選手(韓国の女子シングルの選手で韓国選手権を3回優勝している)などトップクラスの選手がずらり。
浜田美栄コーチのwikiに譲りますが、それまでにも有名選手を多数輩出しているのが『浜田美栄コーチ門下』ということになると思います。
…そんな浜田美栄コーチが、しかも同じ世界で選手歴の長い織田信成さんに訴えられたりするとは、不思議な感じがありますね。
浜田美栄コーチを織田信成が訴えるのは金目当てではないらしい
織田信成さんが、提訴の後に記者会見に応じておられます。
その時の様子を少しまとめて書いてみます。
織田信成さんは会見場で涙を流しつつ、耐えられなかった浜田美栄コーチのモラハラを告発した思いを語っておられます。
その中で「フィギュアスケート界の悪弊へ一石を投じる思いで…」と発言されています。
ということは、過去のスポーツ界の問題として取り上げられた、女子体操問題などが思い出されますね(記事下にくわしい関連記事あり)。
塚原千恵子さんは長く女子指導の第一人者だったのですが、ともすればやりすぎ、ともすれば指導法が古いなどと、事件後は酷評されるようになっています。
織田さんも「単に腹立たしかった」とか「横暴な言動で迷惑した」というような簡単なものではなかったと思います。
記者会見で少しだけ、モラハラの内容が語られましたが「そこまで変わったお願いはしていないつもりだが…」と前置きして「突然激高されて驚いた」
また「30歳近く年齢が離れていて(織田さん側から)何かを言うことは難しい状況だった」と話しておられるようです。
2017年の監督就任後もネグレクト(無視)や露骨に嫌がるそぶりが続いたと主張しておられます。
その上に、織田さんが指摘されているのが、やはり運営側の関西大学の態度が真摯ではなく、大学にハラスメントの調査を依頼しても恐らく手ごたえが少なかったのではないか?
そんなことを、現時点では想像させるわけですね。
※ 左から、芝井敬司関西大学長、宮原知子、浜田美栄同大アイススケート部コーチ、織田信成同監督
シーズンインのこの時期にトラブルは困るという協会周辺の意見もあるが…
スポーツコメンテイターの奥野史子さんは、この動きに対して「この時期にやらなくても」という趣旨の発言をしておられますが、これも一理あります。
シーズンの真っ盛りの時期に並行してこの事件が報道されるとトップ選手はコメントを求められたり、大変な窮屈を味わう可能性があるのですね。
また、浜田美栄コーチの教え子も、コーチとのコミュニケーションに困ることにもなります。
これは、選手がまともに影響を受けるので良くないと思います。
しかし、それを考えてもここで提訴しないわけには行かなかった、という事情も考えられると思います。
関大で何があったのか?具体的にどんな言動があったのか?については、この先に裁判の中でおいおい明らかになっていくものと思われます。
フィギュアスケート界のこの話題についても、目が離せない状況のようですね。