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論語と算盤は渋沢栄一の代表作!中日のルーキー根尾昂の愛読書でもある内容は?

投稿日:2019年4月10日 更新日:




新1万円札のデザインに渋沢栄一が採用されて話題になっています。

渋沢栄一と言えば、幕末~明治の時代を生きた経済人、というステータスなのですが、一般的には知られていない印象があります。

(幕末の英雄、坂本龍馬とか西郷隆盛などと比べたら、まあ歴史ドラマなどでの起用が少なくて知られていない印象があります)

ですが、新札の(簡単に言えば)イメージキャラクターとして使われるということは、やはり時代の求める『何かを持っている』人物であるという気がします。

この記事では、渋沢栄一の代表作となっている『論語と算盤』について、渋沢栄一の生きた時代背景もかんがみてまとめてみたいと思います。

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渋沢栄一が『論語と算盤』を書いた時代背景は?

渋沢栄一(天保11年2月13日~昭和6年11月11日 あえて元号で年数を表示しました)は、簡単に言えば江戸時代の末期から、明治~大正~昭和と生き抜いた人物ですね。

徳川幕府の時代、いわゆる時代劇・ちょんまげの頃に生まれ、現代にかなり近くなった昭和の初期まで生きた人物です(91歳で亡くなっていますので当時としては結構長生きでした)。

各種の記録によりますと、江戸時代の末期は、やはり世情は混乱し、長く統治の中心であった江戸幕府を解体しないことには新政府はできず、新時代の到来も難しいのは自明ですね。

当時は、武士が社会構造のヒエラルキーの上位に位置していた武士階級が、例えば商人から借金をしても返済しないなど思わしくない行動を取り始めて社会問題化していたのです。

時代が混乱しますと、やはり人間どう生きるべきなのか?など社会の規範の在り方が求められることになると思います。

そういう時代に生きたのが、渋沢栄一であり『論語と算盤』が出版された背景ということになるのですね。

『論語と算盤』で渋沢栄一が説いた内容のあらましは?

明治の新政府になりますと、やはり社会の統制を立て直さなくてはということで、人間教育に力が入れられるようになります。

しかし、いくら人格を磨き立てても経済が回らなくては、社会が豊かにはならないという現状を渋沢栄一は目の当たりにします。

やはり、知識や勉強だけでは世の中はうまく行かないという状況を子供時代には体験していました。

その後、徹底的に西洋化し科学技術から資本主義の基づき、お金儲けを追求することに終始する人たちが多く現れるようになりました。

明治の西洋文化吸収力は凄まじかったわけですし、それにより収入も増えるはず、という思想背景となりますが、これはこれで破綻を呼ぶことになります。

要するに、人間性として、人としてダメな行動は結局はうまくゆかないということを渋沢栄一は体験します。

人間としてのあるべき生き方と経済思考はバランスよく共存されなくてはならない—『道徳』と『経営』はまとまるべきである!

これが渋沢栄一が考えた『論語と算盤』だったのですね。

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渋沢栄一は『論語と算盤』の中で なぜ論語を取り上げたのか

算盤というのは、現在で言うところの『電卓』の代わりのようなものですから、まあ最新鋭の計算機というステータスだったと思います(笑)。

では、論語を使ったのはなぜなのか?

論語は紀元前500年頃に実在した思想家 孔子の言動をまとめたものです。

日本で言えば、卑弥呼などよりはるかに古い孔子がメインキャラクターになっている書籍ということになります。

渋沢栄一が『論語と算盤』の中で なぜ論語を採用したかというと、日本人にフィットするから、という点が挙げられると思います。

明治時代には、内村鑑三や新渡戸稲造などのようにキリスト教をバックボーンにした有名人も活躍し始めました。

しかし彼らはけっこうなインテリであり、キリスト教を自分の内的世界へ上手に咀嚼(そしゃく)し、使い分けていたようです。

一般的に、日本人の精神世界には『神』という概念そのものが存在せず、論語のスタンスが受け入れられやすく、理解されやすい。

また、多くの書物の基本が、古くからある論語に根差していることが多く、最も誤りや誤解が少ないことも渋沢栄一は挙げています。

論語の中には『時代が変遷しても、変化しない人間と人間社会の本質』が語られているということが大きいのですね。

論語に語られている日本人に『わかりやすい』部分とは?

論語には、生活の姿勢などを細かく書いてあり、これが日本人の生活感・人生観にフィットしやすいと思いますね。

例えば…小さいことを疎かにせず徹底していくこと。

『なにか大きなことを成し遂げたい』と思っている場合でも、大きなことは小さいことの集積であることが少なくありません。

西川きよしさんの『小さなことからコツコツと』ではありませんが、小さいことをバカにせず、忠実に誠意をもって完全にやり遂げようと努力すること。

凡事徹底などとも言いますが、些末なことができてないばかりにそれこそ『城壁が崩れる』ことになりかねません。

また、例えばイチローのような天才にはなれない、という考えもあると思いますが、小さなことを積み上げていけばいつの日かイチローにようになれる(可能性がある)と考えるほうが夢も持てますよね。

自己責任で行動を考えていくこと

もう一つ、わかりやすい例を挙げてみます。

論語にこういう一節があります。

身体が弱いから、と『寒さで風邪をひいた』とか『暑さで体調を崩した』などということがあると思います。

ですが、論語では「その前に身体を鍛えていれば気候に隊長を左右されることはないはず」と説きます。

これは、現代的に言うところの『自己責任』の発想であり、自分で何とかする、すなわち自分で道を切りひらくにも通じることになります。

体調を気候のせいにしていたのでは、いつまでも成長が見込めないことになってしまいます。

その発想が、普遍に通用するものである、ということになると思います。

自分の得だけでなく、社会全体の利益を考える

孔子は「私は極楽も地獄も気にしない。現在において正しいことを行ったら人として立派なのだと信じている」とも説きます。

自己繁栄ばかり優先的に考えず、自己の行動が社会全体のために役立っていくものだろうか?

不動産の世界でよく言われる『信義誠実の原則』というのがありまして『信義に基づき誠実に考えて』行動すべしと言われています。

要するに、関わる相手のことを考えて、うそのないように、ということなのですが、これがないと、結局自分も得をすることができない、ということでしょうか。

若くして大成功した福富太郎氏が『損して得取れ』を自身の座右の銘とし、人生訓としてしばしば語っています。

(福富太郎氏は、所得番付で全国一位になったことがある)

経済活動は、自分の損得だけでは成り立たないということでしょうか?

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『論語と算盤』を書いた渋沢栄一が見直されている事情は

紙幣に登場する、いわば『時代のイメージキャラクター』となった渋沢栄一

令和の時代になって、いよいよ時代は混とんの状況を呈してくると思われます。

従来の通説が役立たなくなり、例えば令和の時代には銀行のステータスは危うくなり、電子化などに伴い倒産すらありうると思います。

時代の混乱・激動期にあたり、何を考えて何を行動すべきかが大いに問われるのではないかと思います。

渋沢栄一の言いたかったことを生かすべき時代が来たと感じます。

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