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ナイキのマラソンシューズはドーピングに当たるのか?世界記録樹立の理由はピンク靴なのか?

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2019年10月12日のウイーンでのマラソンで、ついに人類史上初めて2時間を切る記録が達成されました(1時間59分40秒)!

このところ、日本最高記録も年々塗り替えられているのですが、東京オリンピックのブームのせいではないようです。

注目のナイキの靴について書いてみました。

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ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%がとてつもなく凄い!

ナイキのピンクのシューズがマラソンのオリンピック日本代表選手選考会で際立っていました。

男子出場選手中、53%にあたる16人が『ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%』をはいていたのです。

このナイキのマラソンレース用シューズ(以下、ヴェイパーフライと略)は一般のランナーでも入手が可能なことから箱根駅伝なども活躍しそうですね。

2019年の箱根駅伝予選会で、個人記録のトップ100に入った選手の実に71名がヴェイパーフライを使用していたというのです。

↑画像はマラソンで人類初の1時間台をたたき出したキプチョゲ選手と愛用のシューズの様子です。

これを見ると、そうとう厚底の構造に見えますよね(高下駄って感じさえします)。

では、ヴェイパーフライのどこがスゴイのでしょうか?

ヴェイパーフライの前モデルと言える『ズーム ヴェイパーフライ 4%』は、その一風変わった名前に恐るべき性能が秘められていました。

このモデルはランニング効率を4%だけ向上させようというコンセプトのもとに開発されていたのです。

運動生理学者の試算によると、ランニング効率が4%高まると、こう配が1~1.5%の下り坂を疾走するに相当する効率が得られるのです。

そして、その改良版であり今話題のヴェイパーフライは、ランニングの効率アップのための厚底を重量増加なしで切り抜けることに成功したのです。

具体的には、反発力のあるカーボンファイバーの板を宇宙開発で用いる特殊素材で包むという仕組みですね。

ランナーがキックする際に、カーボンファイバーが1度曲がり、その反発で前進する、という構造になっています。

まとめてみると、軽い下り坂を走っている感じを実現させて、重量は据え置きというのですから、おのずと記録が良くなるわけです。

しかし、これがドーピングなどの不公正の元にあたるのではないか?という問題が提起されました。

ヴェイパーフライを使用していない選手達から、疑問の声が上がったのですね。

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素材開発競争は、沢山の禁止用具を生み出してきた。

テクノロジー開発で、特定の器具が大きな効率を上げてきたケースは近年 しばしば注目を集めるようになりました。

ゴルフや野球では、飛びすぎるボールなどが禁止・制限を受けることが多くあり、特定の器具が競技成績を大幅に上げるとわかると主催者が禁止してきたのです。

そして、IAAF(国際陸上競技連盟)が、このヴェイパーフライシリーズを禁止・制限器具にあたるか調査し始めたと言います。

(将来的には、厚底シューズに規制が入るのでは?などの説もあるようです)

特定の器具が競技成績を著しく向上させるとなると、やはり競技の公正さが保証されなくなる、という懸念に基づいた考えですね。

ヴェイパーフライ ネクスト%の値段は?

これに対して、ナイキの主張をまとめると現在の市場状況からすれば、ナイキのシューズは品薄状態ながら市場には出回っており、一部の選手だけが使える特殊なものではない!ということのようです。

言い換えれば「記録を出したかったら、ナイキのマラソン用レースシューズを買えば?」という風にも見えますね。

これで、公正だということになりますと、マラソンシューズの世界はナイキの1強ということになってしまいます。

たまらず、他社も厚底シューズ開発に乗り出し始めているようで『ナイキを上回るシューズを作れ!』とばかり、熾烈な開発競争に発展しそうです。

(↑マラソンシューズのパイオニア的な日本のアシックス社も厚底シューズ開発に乗り出したがナイキの性能には、まだ及ばないようです)

記録の向上は、器具の性能向上とは切っても切れない関係にあります。

ですが、何だか競技の本道から少し外れつつあるのではないか?という意見もあるようです。

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