池江璃花子選手が自信のツイッターで、白血病にかかっていることを発表して衝撃が走っています。
この情報は、海外にも広がりこちらも衝撃が走っています。
例のアメフト問題以降、日大はイメージアップ戦略に躍起になっていたとの情報もあり、池江選手の動向にも注目が集まっていたようです。
この辺りを詳しく書いてみたいと思います。
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池江璃花子選手には『日大の呪い』が…
2018年の上半期のスポーツのトピックをリードしてしまった日大とそのアメフト部。
必要以上の勝利至上主義で、反則も辞せずというスタンスが世間のバッシングを浴びました。
記者会見で「日大ブランドは堕ちません!」などと広報担当者である司会者が記者会見で強気に言っても失笑が漏れるばかり。
現実に、日大の受験者は例年よりかなり少ないという情報もネットに流れ、日大の受験料だけでも30億円(ひとり1回 3万5千円)と言われる巨大な収入源が厳しいことに…
「『危機管理学部』は、卒業しても採用がないのでは?」そんな憶測まで流れるとなれば、やはり志願者数も少なくなってしかるべきか…
その日大が、イメージアップのために望みをかけてスカウトに力を入れていたのが池江璃花子選手ということですが、現在のところ残念な経過と言わざるを得ないようです。
記者会見では日大の上野広治副会長は「池江璃花子選手は、登校できるかの問題はあるものの、日大への入学、水泳部への入部は(本人と)確認を取っているし、(白血病が分かった現時点でも)変更はない」と説明しているようです。
日大は、水泳部内でもスキャンダラスな情報もあり↓、関係ない池江璃花子選手も 何となく巻き込まれてしまった?みたいな印象がぬぐえません…
『日大の呪い』というのは大げさなのですが、やはり池江璃花子選手が心配になってしまうのですね。
5月のアメフト部、8月のチアリーディング部、そして水泳部と、とにかく2018年は日大の運動部が徹底的に悪目立ちした年となってしまっていました…
池江璃花子選手獲得に日大は躍起になっていたのだが…
池江選手は、一つ上の高校の先輩である長谷川涼香選手が日大に進学したことや、新コーチの三木次郎さんが日大出身であること。
そして、日大の三軒茶屋キャンパスにあるスポーツ施設が断然すごいなどの理由があると言われています。
何しろ三軒茶屋のプールは低酸素+流水プールらしくて、プールの室内が既に低酸素ということで、常時心肺に負荷をかけつつ練習できるのです。
これが、世田谷区にあることから東京オリンピックの最後の調整にココを使うのではないか?などの憶測も流れています。
しかし、池江璃花子選手は日大にどっぷりというわけでもなく、練習の拠点は海外においていわゆる『幽霊部員』状態で、主要な大会の時だけ帰国するはずだったようです。
日大も全面バックアップで、海外練習環境についても資金を出すという『広告塔』的な扱いを確約してのことだったようです。
池江選手はすでに日大のAO入試に合格しているようで、日大進学は間違いないと思われていました。
ところが2月12日に池江選手の白血病の情報がもたらされたのです!
池江璃花子選手の白血病の情報はスウェーデンでもトップニュースに
池江選手は、2018年10月にトルコにてスウェーデンのサラ・ショーストロム選手と合同練習を行うなどしてきました。
サラ選手は、リオデジャネイロオリンピックの金メダリストであり、池江選手の当面のライバルとして見られていました。
池江選手をトルコに迎えて合同練習というのは、両選手がレベルの高い練習相手を求めていたというのがあると思います。
そういう経緯があり、池江選手の白血病のニュースはスウェーデンの放送局『SVTスポルト』電子版でも大見出しで報道されました。
池江璃花子選手が疲れが抜けにくくなっていると語っていた
池江選手は、2018年12月24日にアメリカの高地合宿から帰国しました。
その際「高地の疲れがあって、体のだるさを感じる。2017年に比べて疲れが抜けにくくなっているのかしら?」とコメントしていました。
2019年1月13日に、年初初めてのレースに臨みましたが、本職の100mバタフライでも、自身の持つ日本記録より4秒近く遅かったのです。
「自分でもびっくりするくらい遅くて(驚いた)。ここが底辺として、あとは上がっていくだけ」と前向きに話していたのです。
その5日後の1月18日にオーストラリア合宿への出発時は「(1月13日の)レースで刺激が入り、体調もいいし、タイムもいい形になっている。良い刺激をもらって帰ってきたい」と語っていた池江選手。
池江璃花子選手はオーストラリア合宿を早めに切り上げて帰国
池江選手は1月18日から2月10日までオーストラリアで合宿を行い、2月10日に帰国の予定でした。
しかし、体調不良があり、急遽2月7日に帰国し緊急検査を受診しました。
結果として、白血病と診断されたのでした。
今後の予定としては4月2日(火)~4月8日(月)の日本選手権は断念せざるを得ず、治療に専念することになりそうです。
「今は少し休養を取り、治療に専念し、一日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子の姿を見せられるように頑張っていきたいと思います」
「これからも暖かく見守っていただけると嬉しいです」
ツイッターのメッセージはこう締めくくられていました。
池江璃花子選手の救いは若い人の白血病は治癒率が高いこと
池江選手の白血病のタイプは明確には報道されていませんが、若い人の白血病の治癒率は極めて高く、時間をかければ治癒が期待でき、死に至る病というほどではないようです。
ただし、完治には半年~2年近くかかるケースもあるようで、東京オリンピックには赤信号がともります。
やはり、有酸素系のスポーツは絶えず無酸素に近い環境に暴露したり、また極限状態に身体を置くためでしょうか?
体内の恒常性のようなものが容易に破綻してしまうのかもしれませんね。
そして、近年は高校生でもサプリメントだのなんだのと、極めて安易にプロテインだの強化食品などを摂取する風潮になっています。
池江選手についても、協会がなにやらドーピングすれすれの何かを摂取させていたのでは?
そんな疑惑を感じざるを得ないのですね。
ちょっと前の話になりますが、日本自転車競技公式サプリの『梅丹(めいたん)』という製品からWADA(世界反ドーピング機関)が禁止薬物に指定するたんぱく同化ステロイドが検出され世間を驚かせました。
2016年の話ですが、日本自転車競技連盟が公式スポンサー契約を結んだ企業から販売されていた公式サプリから、なんとドーピング成分が検出されたのですから、開いた口がふさがりません。
偉そうなことは言えませんが、体育協会などは、やはり体大卒あたりの天下となっていて、かなり審査が甘くて笑うしかないような管理が従来まかり通ってきたことも事実のようです。
東京オリンピックを契機に、スポーツを取り巻くいろいろな問題が大きく改善されることを願ってやみません。
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